Sainte-Maure de Touraine
サント=モール・ド・トゥーレーヌ
 
 
原産地
ロワール、トゥーレーヌ地方サントル圏ほか
原料乳
山羊乳(全乳)
M.G.
最低45%
形状
中心にムギワラが一本通った円筒形。重さ250g
直径4〜5cmと3〜4cm(両端の径が異なる)、長さ14〜16cm
熟成期間
最低10日間
 中心にムギワラが一本通った円筒形のシェーヴル(山羊乳製チーズ)。よく見ると円筒形の片端が太く、もう片端は細くなった円錐形に近い形をしています。これは生地の軟らかいチーズをうまく型から抜くための工夫です。表面には塩をまぶした木炭粉がまぶしてあります。湿気を吸収して保存性を良くするのと、チーズの酸味を中和させるなどのはたらきがあります。
 製造から10日ほど経つと「灰まぶし」の表面の上にカビが広がるのが目で見て分かる程度に広がり始めます。これはサント=モール・ド・トゥーレーヌAOPの地域に特徴的なフロール(菌叢)で形成されていて、原料乳に天然に存在するものやその後の発酵過程において工房内で発生するもの、あるいは選択されたカビや酵母を含んでいます。
 フレッシュで爽やかなヨーグルトのような風味に始まり、熟成とともにドライフルーツや木の実、ワラ等の植物の香りを伴ったクリーミーなテクスチャーへと変化していきます。
AOC
1990年6月29日取得