Picodon
ピコドン
 
 
原産地
ローヌ=アルプ圏 ドローム県、アルデッシュ県
およびガール県の一部とヴォークルーズ県の一部
原料乳
山羊乳(無殺菌、ノンホモ・非標準化の全乳)
アルピーヌ、ザーネン、マッシフ=サントラル、プロヴァンサル、
ロヴまたはこれらの交配種(10頭/最低1ヘクタール)
M.G.
最低45%
形状
製造(レンネット添加)から12日後
 :直径5〜7cm、高さ1.8〜2.5cm、最低重量60g
« affiné lavé » / « affiné méthode Dieulefit»
 :直径4.5〜6cm、高さ1.3〜2.5cm、最低重量45g
熟成期間
Picodon « jeune » 8〜12日
Picodon « mi-affiné » 12〜30日
Picodon « affiné » 1ヶ月以上
Picodon « affiné lavé » 最低30日間
 バノン、サン=マルスランと並び形・製法の似通った南仏のチーズ。ピコドンの名前はその地方の方言で「ピリッとした」という意味の「ピカドン」から来ているとか。熟成の浅いものは焼き栗のような歯触りにほのかな甘味がありますが、カチカチに熟成させたピコドンには、喉を刺激するピリ辛さと深みがあります。南仏のシェーヴルはロワールのものに比べて濃厚なあじわいで、小さなものが多いのが特徴です。
« affiné lavé » / « affiné méthode Dieulefit»
 ピコドンには一般的な乾燥熟成« classique »以外に、乾燥熟成後に洗って熟成させたものがあり、アフィネ・ラヴェ« affiné lavé »あるいはアフィネ・メトード・デュルフィ« affiné méthode Dieulefit»と呼ばれています。後者は湿度の高い箱の中に15日間チーズを閉じ込めて表面に青カビを生やし、それを洗って乾燥させたらもう一度青カビを生やし、これを繰り返す(最低2回)というもの。
AOP
1983年7月25日AOC取得、1986年12月29日改定
1996年6月21日AOP取得、
2000年に« affiné méthode Dieulefit»の記述が追加される