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原産地
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1. ギリシャ本土:アッティカ、ヴィオティア、フチオティダ、 フォキダ、エウリタニア、エトーリア・アカルナムア、エヴィア 2. ペロポネソス半島:コリントス、アルゴリダ、アルカディア、 アカイア、イリア、ラコニア、メッシニア 3. テッサリア:ラリッサ、トリカラ、カルディツァ、マグニッシア 4. イピロス:ロニーナ、テスプロティア、アルタ、プレヴェザ 5. マケドニア:ヘッサロニカ、ハルキディキ、キルキス、 イマティア、ピエリア、ペラス、フロリーナ、コザニ、 カストリ、グレベナ、カヴァラ、ドラマ、セレス 6. トラキア:エヴロス、クサンティ、ロドピ 7. レスボス島 |
原料乳
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羊乳(最大30%まで山羊乳を混ぜても良い) |
M.G.
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43% |
形状
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不定(樽の場合、カットされた状態で22kg容のオーク樽) |
熟成期間
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最低2ヶ月 (~15日@18℃以下、16日以降@2〜4℃、相対湿度約85%) |
フェタは外皮のない真っ白な生地という外観から、フレッシュタイプのようにも見えますが、カードを乾塩で塩漬けし最低2ヶ月熟成させることで、「tangy」と表現される特徴的な風味(※)が生み出される熟成タイプのチーズです。漬物と同じようにカード自体から排出されるホエーが塩水となってそれに漬け込まれたような状態となります。このため生地が比較的硬く、水分が抜けてクランブル状に仕上がります。 PDO(原産地統制保護)に指定されて5年後の2007年10月15日以降「フェタ」と名乗れるのは、このギリシャ産だけになりました。その歴史は大変古く、紀元前から存在し、最古のチーズと言われるほど。現在でもギリシャ国内で消費されるチーズの半分を占めるほど生活に密着したチーズです。かたく水気を絞った豆腐のようなもろい組織をしており、色白。淡白ですが、塩気が大変強いため、塩抜きしてから調理する必要があります。塩抜きの一番ポピュラーな方法は牛乳につけて一晩おく方法。 サラダやパイの具、サガナキ(チーズに小麦粉をまぶして焼いたもの。レモンをしぼっても)など各種料理に使われます。 ※tangy(タンジー または タンギー とも)「tangy」という表現を日本語で説明するのはやや難しいですが、とりわけブルーチーズや熟成した山羊のチーズに感じられる「ピリッ」とした力強い味わいのことを表現しており、しばしば熟成によって醸し出される力強い味わいのことを指します。 |
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PDO
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2002年10月15日PDO取得 |
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