Brillat-Savarin/Brillat-Savarin Affine
ブリア=サヴァラン/
ブリア=サヴァラン アフィネ
 
 
原産地
中央フランス付近(ヨンヌ県など)
原料乳
牛乳(殺菌乳)、生クリーム
M.G.
72%以上
形状
大型:500g、小型:100g
熟成期間
約2週間(アフィネ)
 牛の全乳と生クリームをブレンドしたものを原料として作られるソフトタイプのチーズ。レンネンット添加の3日後には市場に出荷されるフレタイプと最低5日間熟成(小型)または最低8日間熟成(大型)後に出荷されるアフィネタイプとがあり、アフィネタイプの表面は白カビで覆われている。クリームやフレッシュバターのようなフレーバーで、ほのかに酸(乳酸)と塩味(製品中2%未満)を感じる。肌理細かく均質なペースト状の生地で、とろけるように滑らかな質感が特徴。アフィネタイプにはキノコや木の実、ヘーゼルナッツを思わせる香りが加わる。GI認証を取得しているチーズの中では近代的な製法で、原料の乳脂肪分が十分でない場合に条件付きでウルトラフィルトレーション法(半透膜を使用して原料乳の固形分密度を高める)の適用が認められている。酸による凝固と酵素による凝固を組み合わせ、乳脂を高めて作っている為、組織が軟らかく崩れやすい。
 「ブリア=サヴァラン」という名は「Physiologie du Goût(美味礼賛)」の著者でもあるフランスの美食家に因んでパリで最も有名なチーズ商の一人、アンリ・アンドゥルエによって名づけられた。
AOP
2017年1月19日にIGP取得