Gruyere d'Alpage
グリュイエール・ダルパージュ
 
 
原産地
フリブール州、ヴォー州、ヌーシャテル州、ジュラ州、
ジュラ・ベルノワ(ベルン州のフランス語圏)
原料乳
牛乳(無殺菌乳)
※製造前の保存温度は12〜18℃(搾乳後18時間以内)
※製造所から半径10km以内の地域から供給
M.G.
49〜53%
形状
円い車輪型
直径 50〜65cm、高さ 9〜11.5cm、重さ 20〜35kg
※アルパージュでないものより一回り小さい
熟成期間
最低5ヶ月

 グリュイエール・ダルパージュAOPは、5月中旬から10月中旬まで山の牧草地で生産されます。上質で気品を備えたフルーティな風味に程よい塩味があり、その特徴的な味は牧草地や高山植物の多様性、そして最高品質の牛の無殺菌乳に由来するものです。生産される年や産地によって味わいが異なるのも魅力です。
 伝統に従いレンネット添加からカードの加熱工程を銅の釜の中で薪の火を使って行います。その後トワル(toile:帆布)を使ってカードを掬い上げて型詰めされますが、薪の火で燻されることによって独特の風味が残るため、グリュイエール・ダルパージュにはそれと分かるはっきりとした余韻があります。
 フリブール州、ヴォー州、ベルナー・ジュラ州(57の山の牧草地)にまたがる約50のシャレーでのみつくられています。標高、傾斜、植物相、チーズメーカーのノウハウにより、それぞれのシャレーに独自の特徴があります。この多様性こそが、グリュイエール・ダルパージュAOPに魅力を与えています。

AOP
1951年ストレーザ条約、
2001年7月6日AOC、2011年12月AOP