Bra Tenero / Duro
ブラ テ−ネロ / ドゥーロ
 
 
原産地
ピエモンテ州
クーネオ県全域とトリノ県のヴィッラフランカ・ピエモンテ市
原料乳
牛乳(全乳または部分脱脂したほぼ殺菌乳)
※アルペッジョとドゥーロには必要に応じて脱脂が認められる
※最大20%まで山羊乳、または羊乳の添加が許されている
M.G.
最低32%
形状
直径30〜40cm、高さ6〜10cm、重さ6〜9kg
(熟成開始段階の条件)
熟成期間

ブラ・テ−ネロ:最低45日間
ブラ・ドゥーロ:最低6ヶ月間

 ブラはテ−ネロ(tenero=tender)とドゥーロ(duro=hard)という、2つのタイプで1つのDOPをもつハードタイプ。どちらも表皮は非可食、しなやかで弾力のあるテーネロはテーブルチーズ向き、生地が硬く褐色がかった色調のドゥーロはテーブルチーズのほか削って食べられるとされており、ドゥーロの表面はカビ防止の目的から食用油脂で処理されることが認められています。
 チーズの名前は、かつてクーネオ渓谷で生産されたチーズの最大の市場であったピエモンテのブラ(クーネオ県)の町に由来します。アルプス山脈では氷河が削ってできたU字谷の上にアルプと呼ばれる草原があります。このチーズは夏場にはこのアルプで家畜を育ててチーズを作り、冬には谷を下りて平野で過ごすマルガーリ(margari)の移牧民たちによって生み出されました。

DOP
1982年12月16日DOC取得、1996年7月1日DOP取得